【☆】自己開示について知ることで、自分の新たな一面を発見してみよう

自己再発見の心理学

自己開示について知る

 

 

どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。

 

今日も朝から冷え込みました。

紅葉も、もう終盤にさしかかっているのでしょうか。

今年は近くのダムにしか紅葉を見に行ってないなぁ。

 

 

さて今回は、詫魔武俊氏の『自己再発見の心理学–挫折・迷いを乗り越えるために–』から学んだことをシェアしていきたいと思います。

 

 

では、早速!

自己開示とは

カバの画像

 

自己開示という言葉を、一度は聞かれたことがあると思います。

 

でも、説明してと言われると難しい。

 

著者の詫魔氏は、「自己開示」をこのように定義しています。

 

自分がどのような人間であるかを、言葉を通して他人に率直に伝えることを自己開示という。(via:112頁)

 

 

要するに、自己開示とは、一種の自己紹介のようなものです。

 

ただ、「率直」にという言葉が示しているように、「仮面をつけた自分」ではなく、「ありのままの自分」を相手に知ってもらうことが自己開示のようです。

 

 

 

そして自己開示の程度には、個人差があります。

自己開示の程度というのは、相手に対して「どの程度まで自分の心を開くのか」ということ。

 

自分のことをありのままに話す人もいれば、心を閉ざして自分自身について話さない人もいます。

 

 

 

自己開示とは「ありのままの自分」を相手に知らせること

そして、それには個人差があります。

 

自己開示と社交性は別もの

レゴ

 

自己開示とは自分について率直に話すことです。

 

世の中には、社交性があると言われる人たちがいます。

その「社交性がある(高い)人」は「自分のことを率直に話す人」と同じなのでしょうか。

本当の姿が見えない人

 

結論から言うと、「社交性が高い=自己開示が得意」 ではありません。

 

私が考える、社交性が高い人のイメージは、付き合いがうまく、誰とでもすぐに打ちとけて、楽しくおしゃべりができる人です。

 

しかし、多弁で話題も豊富であるが、自分の内面を示すような話題を避けているために、いくら話していても、また長い期間にわたって交際を続けていても一向にその人の本当の姿がわからないと言うこともある。(Via:112-113頁)

 

話していると楽しいと感じるけれども、よくよく考えてみると「あれ、あの人のこと全然知らないなぁ」と言う人です。

 

 

社交性は付き合いがうまい人や、すぐに人と打ちとけることができることです。

一方で、自己開示は「ありのままの自分」を相手に知ってもらうことです。

 

 

ですから「社交性の高い人=自己開示の得意な人」とは言えないのです。

本当の姿が見える人

 

社交性が高いと感じる人に対して、皆さんの周りにはこんなタイプの人はいませんか?

 

全体に無口であるが親しい人に対しては誠実な態度で、その人の内側のことを話してくれるので、その人の心の状態がわかると言う人(もいる。)(Via:113頁)

 

つまり、一概に「おしゃべりで陽気な人は自己開示が得意」だとか、「無口な人は、自己開示が苦手」という判断はできません。

 

もちろん「社交性が高くて自己開示も得意な人」や、「無口で自己開示が苦手な人」もいるでしょう。

 

ですが、ここでのポイントは、その人が性格的に明るいか暗いか、おしゃべりなのか無口なのかは、自己開示の得意・不得意とは関係がないということです。

 

 

自己開示は「ありのままの自分」を相手に知ってもらうこと。

 

 

自己開示の上手さと口数や性格は、関係がありません。

自己開示の2つの方法

チューリップ

 

著者の詫魔氏は、自己開示の方法を以下の2つに分けて説明しています。

 

  1. 相手との「親しさ」によって変わる自己開示
  2. 自分の「心」の状態によって変わる自己開示

相手によって変わる自己開示

 

多くの方は、親しい人と初対面の人とでは、その人と会った時の話の内容が違ってきますよね。

 

たとえば、初対面の人に会っていきなり「昨日のあのドラマ見た?感動したよね」という会話をする人は少ないと思います。

 

多くの方は、「こんにちは。いい天気ですね。私の名前は○○です。どうぞよろしくお願いします」といった感じになるのではないでしょうか。

(ちょっと形式張りすぎていますが)

 

しかし中には、誰とでも気兼ねなく自分の話をする人も稀にいます。

だれにでも同じような話を、同じような口調で話している人がときどきいるが、これはよほど孤独で、自分のことを聞いてくれる人を求めているのか、あるいは相手が聞いてくれても、くれなくても、とにかく何か話していたいという人だろう。(Via:113頁

 

一見すると、自分の話を根掘り葉堀り話している人は、自己開示が得意な人だと思われるかもしれません。

 

しかし、だれにでも同じ話をする人は、自己開示が得意な人ではありません。

 

 

自己開示が得意な人は、相手との親しさのレベルに応じて、どのぐらい自分のことを話すかをコントロールができる人です。

心の状態によって変わる自己開示

 

もう1つ、自己開示の方法は「心」の状態によって変わる自己開示です。

この自己開示の方法は、私たちの心が無意識に行っていることなので、意識しないとなかなか気付くことができません。

 

無意識のうちに自分の気分(心の状態)が、自己開示をするかしないかを決めています。

それどころか、どこまで自己開示をするのかといった、自己開示のレベルまで決めているのです。

 

何かいいこと、楽しいことがあって気持ちが高揚しているときは心も軽く、だれとでも話したい気分になるものである。

それに対して落ち込んだ状態のときは他人と会うのも面倒で、話すのも煩わしいという気持ちになる。(Via:113頁)

 

気分の上がり下がりの幅は、人によって異なりますが、自分のことを話したくなる時とそうでない時があることは、だれもが体験的に理解できることだと思います。

 

 

たとえば、

「お酒を飲むと、心の抑制が取れてリラックスし饒舌になる」

「普段はテスト結果を見せてこない子供が、満点を取ったのでお母さんにテストを見せる」

などが挙げられます。

 

 

 

私たちは、気分の起伏に応じて、無意識のうちに自己開示をするかしないかを決めています。

 

自己開示するかしないかを意識的に選択することで、自己開示が上手になります。

自己開示が大切な3つの理由

3匹の猫

 

私たちは、なぜ他人に自分のことを話すのでしょうか。

そして、私たちが自己開示をする動機は何なのでしょうか。

 

最後の章では、私たちがなぜ自分のことを他人に話すのか(なぜ自己開示をするのか)について、3つの動機を紹介します。

 

  1. 相談をするため
  2. 理解を求めるため
  3. 愚痴をこぼすため

相談するため

 

1つ目の動機は、相談するためです。

 

日常を考えてみると、私たちはよく人に相談していることに気付きます。

そして、相談するときには、相談する内容に応じた自己開示をする必要があります。

 

自分では決められないことを他人に相談したり、自分では答えが決まっているけれども、相手から肩を押してもらいたいという思いから相談したりしています。

 

相談という言葉は何気なく使用されているが、どんなことで、どのひとに相談するかを考えてみると、その人の人柄がよくあわられている。(Via:118頁)

 

たとえば、胃の病気になったとします。

今手術を受けた方がいいのか、しばらく投薬を続けて経過をみた方がいいのかという選択があります。

このようなときには、自分は胃の病気についての専門的な知識を持っていないので、医師に相談します。

 

同じように、法律の問題については、法律の専門家である弁護士に相談します。

そのときに、私たちは適切な自己開示を行なっています。

 

このときの自己開示とは、自分の体質的な特徴、既往歴などです。

 

私でいうと、初診で行った病院で記入欄に「1型糖尿病」と記載して、自分が使っているインスリンを伝えるために、受付にお薬手帳を渡します。

 

もし自己開示を行わなければ、症状の正しい判断や薬の飲み合わせなどに影響を及ぼします。

 

ですから、その相談に対しての適切な自己開示をすることが大切です。

理解を求めるため

 

2つ目に、理解を求めて、「共感を得たい」という気持ちから、自己開示をすることがあります。

 

自分はどんな人間で、いまどんなことを感じ、考えているのかを相手に示したいという気持ちである。

その相手に親しみをもち、心理的に接近したいという気持ちが顕著である。(Via:120頁)

 

  1. 自分のほうから進んで開いていくタイプ
  2. 相手が開くと自分も開くタイプ
  3. 相手が開いても自分は開かないタイプ

 

人同士の自己開示は、この3つパターンに分類されます。

多くの人が「自分は2つ目の、相手が開くと自分も心を開くタイプかなぁ」と感じるのではないでしょうか。

 

 

そして、このタイプ分けは、様々な人を相手に考えてみることも大切です。

初対面の人に対しての自分のタイプ、家族に対しての自分のタイプ、恋人に対しての自分のタイプなど様々な場面で考えてみると面白いです。

 

「初対面の人に対しては、2番目のタイプだけど、仲のいい友達に対しては1番かも」と、分析をしてみると自分の傾向が見えてきます。

 

 

自分はどのタイプなのかを考えてみたり、周りの人にタイプを聞いたりすることは、自分を知ることにつながっていく。

愚痴をこぼすため

 

3つ目に私たちは「愚痴をこぼすため」に自己開示することがあります。

 

愚痴をこぼすということは、

言っても仕方のない事を言うことである。

あのときこうしていればよかった、思い切ってあの人と結婚していればよかった、と言うのが典型例である。(Via:121頁)

 

おそらく愚痴をこぼしたことがない人はいないと思います。

愚痴を言った後に、何かスッキリした気持ちがしませんか。

 

そうです。

 

胸につかえていたものが取れたとか、お腹にたまっていたものがなくなったという、あの感覚です。

 

愚痴は自分の弱さ、愚かさ、運の悪さの告白であるからだれに対しても言えるものではない。

しかしこのようなことを話せる相手を身近にもっていることは心の健康を維持するために必要なことである。(Via:122頁)

 

愚痴や悪口を言うことについて、肯定はしませんが、溜まってしまった鬱憤は、その都度吐き出さないと自分の心が病んでいきます。

 

愚痴をいうことは、「自己開示によって心の健康を維持しているんだ」と考えると、愚痴を言っている人への見え方が少し変わってくるのかもしれません。

 

 

私は気をつけていても、ついつい愚痴が出てしまいます(笑)

おわりに

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今回は、詫魔武俊氏の『自己再発見の心理学–挫折・迷いを乗り越えるために–』から学んだことをシェアしました。

 

  1. 自己開示とは、自分がどのような人間かを、言葉を通して率直に相手に伝えること。
  2. 「自己開示が得意=社交性が高い」ではない。
  3. 自己開示は「相手との親しさ」と「自分の心の状態」によって変わる。
  4. 私たちが自己開示をするための3つの理由

 

を紹介しました。

 

人は自分のことを話すのが好きです。

誰しもが「自分のことを知って欲しい」という欲求があります。

 

 

自己開示について知ることで、そんな自分の欲求を正しく理解して、新たな自分を発見することができるのではないでしょうか。

 

 

私はよく「いつまで経っても何を考えているのかわからない」と言われるので、もう少し自分の情報を友達には、出していこうかと思います(笑)

 

少しでも良かった、役に立った、と思ってくださった方は本記事のシェア、Twitterフォロー(@masataro_2525)よろしくお願いします。

 

それではまた。

 

いつも誰かのお陰様☆

 

 

 

 

 

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