今日で糖尿病と付き合って、丸3年です。
どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。
今日も1日厳しい暑さでしたね。
ご体調崩されていませんか?
私は昨日の夜、暑さにやられてか少し頭がボーっとしていました。
危険な暑さ。体調を崩さないように、工夫して乗り越えていきましょうね。
さて、私は今日で1型糖尿病を発症(正しくは緊急入院した日)して、4年目に突入します。
もう3年も経つのかぁ。
入院していたのが遠い過去のように思います。3年って本当にあっとゆうまですね。
3年間、約1000日、1型糖尿病を宣告されてから、1日約4回の注射、そして毎食前・後の血糖値の自己測定の回数は各4000回以上になるわけです。
4000回以上も自分で自分の体に針を刺すという経験は、なかなかできないことだと思うのでこれもこれで面白い人生なのかもと前向きに捉えています。
そして月日が経つにつれ、私の病気に対しての考え方も少しずつ変わっていっています。
今回は、1型糖尿病と付き合って4年目に突入する私が今思っていることや、自分自身の1型糖尿病に対する考え方の変化を話していきたいと思います。
では、早速!!
変わっていく自分が面白い
自分自身が毎日変わっている!
最近特に強く感じることなのですが、毎日考え方が変わっていっている自分が面白いです。変わるとは、言い換えれば「成長」といって良いのかもしれません。
例えば、昨日の自分と比べて、「今自分の心が動揺したな」と気付けたり「小さなことにも幸せを感じるようになった」などといったことです。
ここでは、「1型糖尿病に対しての考え方」「心の持ち方」2つの視点から、私の変化について話していきます。
考え方の変化
まず1つ目は「1型糖尿病に対しての考え方」の変化です。
私は1型糖尿病を発症して約1年間、「引きこもり」でした。
引きこもりといっても、部屋に閉じこもっていたわけではなく「心の引きこもり」。
自分の気持ちの整理がついていないまま、自分以外の人に「辛いでしょう」「若いのにかわいそうに」と言われると、「心配をかけてはいけない」と笑顔で「全然大丈夫ですよ!」「元気!」と自分の本音を押し殺して明るく振舞っていました。
きっとその頃の私は、「心配をかけてはいけない」、「笑顔でいなければならない」という自分本意の考え方だったと思います。
(明るく振舞わなければいけないという事は、自分の勝手な被害妄想だと気付きました。)
しかし、この自分の本音を押し殺して周囲に合わせるという行動は、どうやら体にも心にも良くないようです。
私はあるキッカケがあって、この「心の引きこもり」から脱出することができました。
そのキッカケとは。
ある時ほぼ初対面の方と昼食を取る機会がありました。
私は普段、昼食を取らなかったのですが、不思議とその日は「行きましょう」と答えたのです。
行った先はとあるラーメン屋さん。
入店するなり、失礼ながら会話そっちのけで「トイレに行ってインスリン注射をしようか」「でも待てよ、ラーメンがきてからトイレに行きますとか流石に失礼だよな」と自分のことばかり考えていました。
そんなこんなしているうちに、ラーメンが目の前に。
私はインスリン注射を出して、「実は ⋯」と自分の病気のことを話して、注射を打ちました。
今でもなぜ自分が親しくない人に「糖尿病で ⋯」と話せたのか分かりません。
その後「お昼、誘ってごめんやで」と言われましたが、「いえ、気を遣われる方が嫌なので。気を遣わないでください」と自分の本音を伝えたのを今でも覚えています。
家族や親しい友人以外の前で、インスリン注射を行ったのも、自分の本音を伝えたのもこの時が初めて。
その方は暖かく受け入れてくれて、それ以上何も言わずにっこりと笑ってくれました。
このことがキッカケとなって、そこから少しずつ周りの人に1型糖尿病のことを伝えられるようになっていきました。
その方が私が1年間かけて作り出した、厳重にロックされた「心の引きこもり」の重い扉を開いてくれたのです。
私の力で「心の引きこもり」から脱出したというより、その方に導かれたように思います。
あの時のキッカケがなければ、その方との出会いがなければ、私は今もまだ「心の引きこもり」状態だったかもしれません。
お陰様です。
そんなキッカケから、1型糖尿病のことを発信していきたいな。と同時に、病気(1型糖尿病に限らずあらゆる病)で悩んでいる1人でも多くの人の力になることができればいいなとぼんやり考えるようになりました。
「心の引きこもり」の頃の私では考えられないことです。
メンタルの変化
ストレスの原因は、心の乱れ。
心の乱れは、血糖値の乱れ。
海外生活を通じて、ストレスは血糖値に大きく影響するということも身をもって経験しました。
私はよく、持続型注射(グラルギン)を持ち歩くのを忘れます。正しくは、使い切って新しいインスリンをポーチに入れ忘れたまま外出してしまうのですが ⋯。
そんな時に、「ヤバイ、インスリンが打てない。どうしよう」と思うか、「ま、忘れたものは仕方がない」と思うかで血糖値が変化の仕方が変わるのです。
焦った気持ちで、インスリンのことばかり考えて1日を過ごした後、血糖値を測定すると大体250dl/mgを超える、高血糖状態。
しかし、考えても仕方ないと現状を受け入れて開き直って過ごした後は、グラルギンを打っていないにもかかわらず180dl/mgを下回りました。
心の持ちよう1つで、血糖値の上昇を防ぐことができるということを自分の体で体験しました。
もちろん医学的に、証明されているわけではないのでそんなバカなと思う方もいらっしゃるかもしれません。
想像してみてください。
あなたは断崖絶壁に立っています。
あなたは今目を閉じた状態です。
目を閉じているときは、目の前の景色は何も見えません。だから、心は落ち着いています。
次に目を開けてみてください。
目を開けた瞬間、目の前に景色が広がり、今自分が置かれている現状を理解することでしょう。
そして急に足が震え出したり、心臓がバクバクしたり、冷や汗をかいたり、もしかしたらそのまま意識を失ってしまうかもしれません。
目を閉じている時も、目を開けた時も、断崖絶壁に立たされているという状態は変わりません。
変わったのは、自分の「心」だけです。
目を閉じている時は、「心」が穏やかです。そのため「体」も特に異常はありません。
しかし、目を開いてみるとどうでしょう。恐怖を感じれば「心」が乱れます。そして、その「心」の乱れが「体」に異常をきたすのです。
つまり、体をコントロールする上で「心」は重要な役割を果たしているということ。
断崖絶壁に ⋯というのはあまりに極端な例ですが、私は心が乱れた時には、足が震えるように、心臓がバクバクするように、心の乱れが血糖値にも影響すると考えています。
「病は気から」
まさにこれです。
心が乱れると、血糖値が乱れる。そう考えるようになってから、穏やかに平常心を保つよう心がけています。
ほんの少しずつですが、穏やかに毎日を過ごすことができるようになってきています。
これがメンタルの変化です。
「心」の整え方については、今後とも記事を通じて紹介して行きたいと考えていますので、是非そちらをご参考にしてみてくださいね。
自分の思考を1mm変えるだけで、心が落ち着いたり、世界が変わって見えるのはとても面白いです。
感情の流れを眺める
ここまで、自分の変化について話してきましたが最後に皆様に伝えておきたいことがあります。
ある日突然、1型糖尿病を宣告されてショックで人生のドン底に落ちている方。
まだまだ1型糖尿病を受け入れられず、悩み続けている方。
1型糖尿病でなくとも、他の病や自分のコンプレックスで悩んでいる方。
今の自分の本当の気持ちを認めてあげてください。
今の心の状態が永遠に続くことはありません。
今悩んでいることは、心穏やかに待っていると、川の流れのようにスーッと自然に流れていきます。
無理やり、大きな岩を置いて、流れていく感情をせき止めたりしないで下さい。
無理にふさごうとすると、川の水が溢れて氾濫を起こすように、感情も溜まりに溜まって爆発してしまします。
自然な流れを止めずに、感情が流れていくのをただぼんやりと眺める。
そうしていると、いつか流れ終わりますから。
1型糖尿病を宣告されて、人生のドン底に突き落とされた感情になったり、自暴自棄になったりすることは、ごく自然なことです。
そんな感情がでてこない人は、逆にロボットか何かかと心配してしまいます。
あなただけでなく、みんなそう思います。
自然な感情です。私もそうでした。
(ごくたまに楽天家と呼ばれる、全く気にしない方達も存在しますが ⋯(笑))
いつその感情が流れ終わるのかは、人それぞれ違います。しかし、焦らず自分のペースでゆっくりと。
溜め込むのではなく、認めて流す。
無理に感情の流れを止めると、感情の氾濫が起こるので気をつけて下さい。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
1型糖尿病と付き合って3年が過ぎ、4年目に突入する私がこの3年間での気持ちの変化や経験から学んだことを話しました。
長々と話してきましたが、3年経って1番思うこと。
ま、生きてりゃナントデモナルさ
来年の自分がこのブログを自分が読んで、どう思うのかが楽しみです。
きっとたくさん成長していることでしょう。
自分を信じて、自分を大切に。
かけがいのない自分ですから。
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