前向きに、ポジティブシンキング
1度ネガティブに陥ると、そこから抜け出すためにはかなりの労力や時間が必要になります。
風邪気味だなと感じたら、先手を打って、薬を飲んだり休息を取ったりすると、風邪はそう長引きません。
反対に何の対策もしないまま放っておくと、風邪が長引くといった経験があります。
「心」も同じです。ネガティブになりそうだなという時、初期の時点で対策をすることが大切です。
今回は、ネガティブに陥りそうになっている自分に気づいた時に「心のエネルギー」をうまくコントロールして、前向きに生きるための思考法をシェアしてたいと思います。
では、早速!!
身体的なエネルギーと心のエネルギー
人間のエネルギーには「身体的なエネルギー」と「心のエネルギー」があります。
「イスに1時間座る」ということでも、1人でボーッと座っているのと人前で座っているのではエネルギーの消費が異なります。
1人で長時間座っていて体力的に「疲れたなぁ」と感じる。これが「身体的なエネルギー」を消費した状態です。
「身体的なエネルギー」は、睡眠をとったり、休息をととったりすると回復します。消費したエネルギーを回復せずにいると、体調を壊します。
一方、同じ1時間座るということでも人前だと、私の場合「気疲れ」をします。これが「心のエネルギー」を消費した状態です。
「身体的なエネルギー」同様、「心のエネルギー」も回復させなければなりません。
心のエネルギーを回復しないままでいると、自分に対してネガティブに考えるようになります。
「身体的なエネルギー」が消費されると、人間の体が「疲れた」「眠たい」といった生理的な現象を起こすため、容易に気づくことができます。
しかし「心のエネルギー」を消費しても、そういった生理的な現象が起こりません。そのため「心のエネルギー」が減っていっている状態に、気づくことが遅れます。
積極的に「心」を観察して、「心のエネルギー」を測定する必要がありそうです。
エネルギーを節約する人とありあまっている人
仕事など必要なことに使うのは仕方ないとして、不必要なことに、心のエネルギーを使わないようにします。となってくると、人間が何となく無愛想になってきて、生き方に潤いがなくなってくる。(Via:96頁)
他人に気を使うと心のエネルギーが消費されることを、人間は本能的に理解しています。
無意識的には理解しているので、当然心のエネルギーの無駄な浪費を節約しようと思うこともあるわけです。
時々、役所の窓口で何一つ表情を変えず対応をしてくださる、省エネの見本のような人を見かけます。
そのような人は、心のエネルギーを節約しているはずのに、なぜか疲れた顔をしています。
反対に、エネルギーがありあまっているのかというぐらい元気でパワフルな人もいます。私の友人にもそうした人がいますが、何に対しても「全力投球」です。
仕事や趣味を楽しんでいて、それでもって気遣いもできる。だからといって、それほど疲れているようには見えません。
こうしてみると、人間には先天的に心のエネルギーを沢山持っている人と、少ない人がいるのかと考えてしまいそうです。
しかし人間は掘れば掘るほどエネルギーが出てくる鉱脈だ、と考えるのが思考のポイント。
人の中には、無限のエネルギーが眠っています。
もちろん私の中にもあなたの中にも。
心のエネルギーの法則
目には見えませんが、心のエネルギーが存在しているのは確かなようです。
では、心のエネルギーにはどういった法則があるのでしょうか。自身の経験から少し考えてみます。
私は読書(趣味)が好きです。
記事を書く(作業)効率をあげたいと思い、心のエネルギーの節約を試みます。
大好きな読書に使われる心のエネルギーを節約します。つまり、読書をしない。
果たして読書に使っていた心のエネルギーを節約したからといって、作業効率が上がるのでしょうか。
試してみた結果、どうもそうではない。
逆に積極的に読書へ心のエネルギーを使ってみました。読書するためにいつもより1時間早く起きる。
するとなぜかその日1日がスムーズにいって、その上気持ちも清々しい。
心のエネルギーを節約したからといって、作業効率が上がるという法則はなさそうです。
一方、心のエネルギーを積極的に使うことで、作業効率が上がることに気がつきました。
もちろん、ものごとには限度というものがあるから、趣味に力を入れれば入れるほど、仕事も良くできる、などと簡単には言えないが、ともかく、エネルギーの消費を片方で押さえると、片方で多くなるというような単純計算が成立しないことは了解されるだろう。(Via:98頁)
積極的に心のエネルギーを使うこと
それが、前向きに生きていくための秘訣
エネルギーは無限に湧き出る
人間の心のエネルギーは、多くの鉱脈のなかに埋れていて、新しい鉱脈を掘り当てると、これまでとは異なるエネルギーが供給されてくるようである。(Via:98頁)
人の心のエネルギーは鉱脈。
なるほど、そういうことか。
心は掘れば掘るだけエネルギーが出てきます。しかし掘らないままでいるとエネルギーは出てこない。
そして心のエネルギーは、温泉のように1度掘れば、あとはホッタラカシでも出続けるという訳ではなさそうです。
新しいエネルギーを手に入れずに、「手持ち」のエネルギーだけに頼ろうとすると、どこかで心のエネルギーを節約しなければならない事態が生まれることになります。
エネルギーの節約という消極的な選択ではなく、新しい鉱脈を掘るといった積極的にエネルギーの獲得に向かったほうが好ましい。
心のエネルギーはうまく流れると効率がいい。
心のエネルギーの流れを意識的に変えていけば、いい流れを作っていけそうです。
そして、心のエネルギーを上手に流していくためには、自分の心をしっかり観察する必要があります。
自分の「心」と意識的に向かい合うことで、自分自身の新たな発見にも繋がると思います。(自己再発見)
心のエネルギーを上手に流していくこと。
すると、心が自然と前向きになれる。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回は、「心のエネルギー」に注目して前向きに生きていくための思考法をシェアしました。
「心のエネルギー」を意識することは、私にとって新たな視点でした。
この視点は「自分とは何か」という私のテーマのヒントになりそうです。
人は無限のエネルギー
無限の可能性をもっています。
自分が目指す夢を叶えるためにも
積極的に心のエネルギーを発掘していきたいですね。
【参考・引用文献】
(※表紙のデザインが変わっています)
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