【続:腎症編(1)】1型糖尿病歴31年。患者Yさんの体験談【IDDM】

どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。

 

さて、今回は読者様より投稿をいただきましたので紹介をさせていただきます。

前回も投稿していただいた、Yさんの投稿の続編です。

 

【前回の投稿】

【最初の投稿】

 

今回からの内容は「腎症」についてです。

 

私自身に想像もできないような、様々な体験を語ってくださっています。

 

1型糖尿病の方も、そうでない方にも参考になる体験談だと思います。

 

では早速!!

(本文は頂いた投稿を一部、編集したものです)

身体の悪化

錆びたチェーンの画像

この頃から腎症もじゃけど自律神経や感覚神経もおかしくなってきたみたい。

 

 

夜は寝れない。

朝は起きれない。

便秘か下痢。

手足の感覚が鈍る。

 

 

寝れない、起きれないは別に苦にはならないけど、仕事が仕事だけに手の感覚が鈍るのは困るんよね。

 

 

そんな時、オラの店が入ってるスーパーの全面改装で、店も人員を一新することになってオラが店長。

しばらく菓子作りから離れることになったんで、仕事はひとまず安心。

腎症の悪化

人間の身体の画像

で、腎症。

 

腎臓の働きが悪くなるから、むくみやすくなる。だからなるべく脹脛(ふくらはぎ)の筋肉を使うようにして、血液循環が出来るようにしてた。

 

 

けど、それでもやっぱり多少はむくむ。

 

 

腎症ついて調べてみるけど、調べても出てくるのは専門用語ばっかり。回りくどくて専門家でないとわからんことばっかり。

 

で、むくみについて主治医に聞いてみると、「糖尿病専門医に一度診てもらってイイかも」ってことで、糖尿内科に行って診てもらった。

 

けど ⋯なんだろね?

 

クレアチニンだなんだって、医者から専門用語を言われても初めて聞くのでなんのことかさっぱり分からない。

 

クレアチニンってなんですか?

って聞いても「説明は次回ね」って ⋯。

 

カチンってきたんでしつこく聞いてみたら

「次回って言ったでしょ!」って ⋯。

 

頭でブチって音がしたように思う。

 

なんで糖尿病専門医ってこんなクソが多いんだ?

 

腹が立ったので、そのことを主治医に伝えたら主治医が激怒。ついでにその糖尿病専門医は、事前知識を入れなかった自分の非を認めて、詫びまでしてくれた。

 

そしてオラがかかったその糖尿病専門医は、1年で別の病院に変わることになったらしい。

 
 
で、クレアチニンは簡単に言えば、タンパク質のカスで、腎臓が柔軟なうちは体外に尿として排出される。

腎臓が硬くなると排出されなくなるモノで、腎臓の壊れ具合の指標みたいなもん。
 
 
糖尿病専門医にかかったその後は、主治医に勉強会をしてもらったりして、徐々に腎症についての知識を増やしていく。
 
 
ここでわかったのが、腎症が進むと尿が出にくくなるから、当然水分も制限されて行くってこと。
 
 
 
こりゃキツイ。
 
 

キツイ食事

野菜の食事の画像

食事も透析までの間は低タンパク、低カリウム、低塩分食になる。
 
でも透析してる人の生の声って聞けてないんで、不安だけは募るんよね。
 
クレアチニンの数値も2を超え出したんで、低タンパク、低カリウム、低塩分食の制限食に移行。
 
 
クッソキツイというよりも、人間の飯じゃない。愛犬も食うかどうか試したら見向きしない。
 
 
 
まさに犬も食わぬ飯(笑)
 
 
 
低タンパク米を食べていたんじゃけど、炊くと海苔になる。そんなご飯をしゃもじで切って茶碗によそる(よそう)。
 
 
低タンパクに低カリウムな食事なんで、肉や魚も極力減らして、野菜は必ず茹でてカリウムを抜かなければならない。
 
で、問題はどうやってカロリーを摂るか。
 
 
 
答えは油。
 
 
 
クソ不味い海苔のようなご飯に、油をかけて食べる最悪の食事。そんな最悪の食事のせいで、筋肉量も減っていく。
 
 
ここで要らん知識だけは満載なオラの頭が動く(爆笑)
 
 
これ逆やってみたらどうなるんだと考える。
 
 
 
つまり、筋肉が減れば体力も持久力も落ちるのは目に見えてる。だから、要は尿をできるだけ出せる状態を保てばイイって発想。
 
 
排尿効果の高いお茶や漢方試した結果、オラには「なた豆茶」が一番あってたみたいで尿量が元に戻る。
 
浮腫みまくってパンパンだったふくらはぎもむくみが取れてきて動けるようになってきたんで運動再開。やり過ぎないように気をつけながら筋トレも再開。
 
 
同時に低タンパク食から少しずつ様子を見ながら、タンパク質を増やした食事への調整開始。
 
食事の工夫については、1型糖尿病になって自分なりに色々試しながらやってきたから出来たことなんかもしんないf^^;
 
 
 
〜腎症編2へ続く〜

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

私は「腎症」についての知識がなく内容などについては、イメージが難しかったですが何よりも「大変さ」が伝わってきました。

 

体験談の勉強になるところは、この「心」の部分だと思っています。

 

単に病気の知識を知るだけなら、本を読めば知識を得ることができます。

 

しかし患者の方、一人一人の「心」の部分までは書いていません。皆さんの体験談からはその時どういう思いだったかという、「心」の部分が書かれているので、共感できたり、新しい発見があります。

 

 

最後になりましたが、今回も貴重な体験談を投稿いただきありがとうございました。

 

 

 

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それではまた。

 

いつも誰かのお陰様☆

 

 

 

 

 

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