【続:眼底出血編】1型糖尿病歴31年。患者Yさんの体験談【IDDM】

どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。

 

最近血糖値が、少し上下しています。

夏が近づいているからかな、とか自己暗示をかけています。

何にせよ、高血糖だから気を落としたりすると、余計に血糖値が上がると思っているので、血糖値が400mg/dlを叩き出しても、気にしないようにしています。

 

 ⋯。気にしないといけないですけど ⋯。

 

 

さて、今回は読者様より投稿をいただきましたので紹介します。

前回も投稿していただいた、Yさんの投稿の続編です。

【前回の記事】

 

前回記事では、お父さんの急逝から家業を継ぐ話をしていただきました。

今回は「眼底出血編」。「目」は、気をつけたい点です。

 

では早速!!

(本文は頂いた投稿を一部、編集したものです)

眼底出血

転院後、暫くして眼科でまた新生血管を焼く日が決まった。

 

そして新生血管を焼く前日の店番中 ⋯。

 

急に左目の視界の中に黒い絵の具を垂らしたような感じのモノが見える?

なんだこれ? 目を動かすとそのモヤっとしたのが揺れるように動く。

しかもドンドンそのモヤが増えて行く?

これって眼底出血した?

 

失明すんのか?

 

慌てて店番代わってもらって、眼科へ。

診察を待ってる間、左目がイキナリ見えなくなった。

 

その時の恐怖は、滝汗しか出ない。

 

診察が始まる頃には、視界は真っ白で左目は全く見えない。

診察結果はまぁ眼底出血なんじゃけど。

今の状態じゃ眼底見えないからレーザーを打つこともできない。

しばらく放置しか出来ないそうなんで、諦めて大人しくすることしかできない。

 

左目だけでも見えないって、こんな怖いモンなんだと知ってビックリする。

 

けど右目が見えてる以上、できることはあるんで大人しく店番することになるんじゃけど ⋯。

片目で見る世界

片目になると立体感なんてまるでない。

 

全てが平面にしか見えないんで段差がわからない。 飯食うのに箸と茶碗の位置が合わなくて掴めない

車の運転も左の視界がないから頭も左に向けないと視界の確保ができない。

当然車間距離もよくわからんので必要以上に車間を開ける。

 

ただ一つ気づいた ⋯。

全てが絵や写真に見える。

 

見る物全てが絵や写真。

気づいたのは熱帯魚の水換えしてて、夕方になったんよね。 外を見たら夕日がやたら綺麗なの。 立体感のある両目で見た時と全く違う感覚の綺麗さ。

 

そっか ⋯。世界って綺麗なんだ。

 

なぁんだ。こんな綺麗なんを毎日見れるなら片目でもイイじゃん。両目ある人にゃ出来ないしな。

そんなんでやっと目の出血が落ち着いて、眼底が薄らぼんやり見える状態になったので出血部位を焼くことに。

 

問題は焼く範囲が広すぎて、もう焼けないぐらい焼くことになった。

この状態は明るさや暗さを感じる部分も相当に焼いてる状態。

つまり、「暗い所はより暗く」というより輪郭が潰れたように真っ暗。 逆に明るいとこでは目が眩むほどの眩しさ。

 

トドメのレーザー手術の後遺症としては、よく聞く白内障リスクも高まる状態。

 

それでも毎日どんなモノを見ても「綺麗な写真を見れる状態」っては悪くない。小さな幸せを見つけた気分。

 

腎症も徐々に悪くなってきて、流石に小児科じゃ手に負えなくなってきたんで転院することになったんじゃけど ⋯。

新たな主治医との出会い

肝心の転院先が見つからない。

 

血圧も高いから(腎症からなんじゃけどこの時点では腎症で血圧が上がってると思ってなかった)、循環器科かなぁ?

なんて思ってたらフと思い出した。

 

亡くなった親父の主治医開業したじゃん!

 

ソッコーで電話して転院先決定。

ちゃんと話を聞いてくれるし、こっちからの提案にもキッチリ説明して是非をわかるまで教えてくれる。

これが医者だよなぁって思いながら真面目に向き合いやってたんじゃけど ⋯。

 

腎症は待った無しに進む。

 

この頃から、腎症の勉強も始めたけど、専門医の話ばっかりで患者の声が全くないという状況。

何も参考にならず、透析に対する恐怖ばかりが募る。

ただ「透析導入した時点で尿量があっても、透析によって腎臓が怠けるから尿量が減る」ってどこかの専門医が書いてるのを読んだんよね。

利尿剤も飲んでたけど、怠けさせると尿が出なくなるんだと思って利尿作用のあるモノを片っ端から試してみる。

 

色々試して、最終的に自分に一番合ってたのはなた豆茶」。

 

 

すでに浮腫が少しあったんじゃけど、一気に浮腫みがなくなる。

眼底出血は少しづつじゃけど、目の中の水分も入れ替わるんで、血も一緒に吸収されていく。

そうなってくると、少しずつ見えなかった視界が戻ってくる。

視界が戻ることがわかって、両目で見る「立体感」が出てくると思うと「もうあの景色が見れないのか」と残念になる。

って思ってたら

 

 

 

 

また出血(爆笑)

 

 

 

 

望んで願えば叶うってことじゃな(笑)

で ⋯ 腎症が進むのはやっぱり止められないワケで、ついにカリウムの吸着剤を飲むことになった。

コレが ⋯

世の中にこんな不味い物があったのか!!!

ってレベル。

 

ゼリーなのに粉っぽいって何?

しかもこれをちゃんと噛んで食え?

 

無理!!!!

 

でも飲まなきゃ高カリウム血症で心臓止まるって言われたらねぇ。

 

そんな不味いゼリーへのオラの対策は、

  1. 口に水を含む。
  2. 口の中にクソ不味いゼリーを含む。
  3. 噛んで一気に飲み込む。

 

 

やっと腎症編に入ったけどまだまだ続きます。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

片目が見えなくなる恐怖を、当事者目線から体験談として話していただきました。

毎回ですが、本当に勉強になります。

 

もし、自分が同じ状況になった時に、この体験談を読んでいたからこそ冷静に対応できるかもしれません。

 

先輩の話は、本当に勉強になることだらけです。

 

感謝。

 

 

 

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それではまた。

 

いつも誰かのお陰様☆

 

 

 

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