【当事者目線】1型糖尿病患者の私が日々の生活で気をつけている4つのこと【IDDM】

 どうも。蚊取り線香の匂いが大好きな1型糖尿病のmasa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。
 
今回は1型糖尿病患者やその家族の方はもちろん、IDDMの友人がいる、会社でIDDM患者の方がいるという方にもぜひ読んでいただきたいです。
 
IDDMは、もちろん本人が気をつけなければならないのですが、周囲のちょっとした理解があるだけで、日々の危険からの回避ができます。
 
多くの方に知っていただきたいので、IDDM患者である私が、日々の生活で気をつけていることを紹介していきます。
 

食事・食品を知る

気をつけるべき1点目は、食事です。食事に関していえば1型糖尿病・2型糖尿病のどちらの患者にも当てはまります。

ただし1型糖尿病の場合、食事量に応じてカーボカウントを行うので、食事にどれだけ炭水化物(糖質)が含まれているのかを計算する必要があります。

近年では、健康志向の風潮からメニュー表にカロリーやアレルギー表示に加えて、塩分や炭水化物量が記載されているのをよく目にします。

炭水化物の表示がない場合はどうするのか、という疑問ですが、1型糖尿病患者は基本的に食品成分表を使ってだいたいの炭水化物量を覚えてしまいましょう。

一気に莫大な数の炭水化物量を覚えるのは不可能ですが、自分がよく食べるものや、食べるものをその度検索し1つ1つ覚えていけば頭に入っていきます。

私がよく使用するサイト・アプリを紹介します。

[appbox appstore id1273457606]

[appbox googleplay id=jp.studionob.nutrition]

 

スマホユーザーが多い今の時代では、アプリが便利なのかもしれません。

私は基本的に外食ではお酒、おつまみ程度しか食べません。食べ物を見て大まかなの炭水化物量が見えてしまうので、食べるのが怖くなるからです。

食事の際に正しくカーボカウントができるためにも、食品の炭水化物を覚えることが、血糖値を安定に保つための近道です。

運動と捕食

気をつけるべき2点目は「運動」です。え?運動?と思うかもしれませんが、IDDM患者は膵臓が機能していません。

(正確には膵臓がまだ微量のインシュリンを出している患者の方もいらっしゃいます)

健常な方は、運動をして血糖が下がってきたなと膵臓が判断すると、自動的にインシュリンの分泌量を減らします。そのため、.低血糖を起こしにくいです。

しかし、IDDM患者は毎食前のインシュリン注射に加えて、1日を通じて持続的に効果があるインシュリン注射をしています。

(インシュリン注射の種類については過去の記事をご覧ください。)

本来なら、血糖値が低くなってくると、インシュリンの分泌減少させて低血糖になりにくくするのですが、外部から一度インシュリンを投与しているため、その量を変えることはできません。

では運動を行ったら低血糖のリスクが高まるので、運動はできないのか?ということですが、もちろんそんなことはありません。

運動の種類・時間に合わせて、ゆっくりを血糖値をあげる食べ物を食べることで低血糖を防ぐことができます。

私の場合、1時間程度ランニングを行うことが多いので、ソイジョイを半分程度食べてからランニングに出かけます。

インシュリンの管理

3点目に気をつけることは、インシュリンの管理です。インシュリンは低温・高温に弱いです。

私が使用している2種類のインシュリン注射にも使用上の注意が書かれています。

未使用のインシュリンは冷蔵庫で保存します。凍らせてはいけません。

私の経験なのですが、インシュリンを冷蔵庫の奥で保存していました。ある日冷蔵庫を見ると、インシュリンの横にあったピーマンが凍っていたことがあります。

そのインシュリンは特に問題なく使えましたが、保存の際は、冷蔵庫の奥には入れない方が良いと思います。

また使用中は冷蔵庫に入れず、光を避けて室温(30度以下)で保存し、6週間以内に使用してくださいと記載されています。

特に夏場の高温の時期、インシュリンの管理には敏感にならなければなりません。車等に置き忘れるのも厳禁です。

私は使用していませんが、インシュリン注射専用のクーラーケースも販売されているみたいです。

このようにインシュリンは非常に繊細な薬です。そのため特に夏場はインシュリンの取り扱いには注意しましょう。

低血糖と症状

最後に注意すべきことは、最も注意しなければいけない低血糖です。

私が通院している病院に、低血糖ついてわかりやすいポスターがあったのでシェアします。主な低血糖症状として以下が挙げられます。

  • 70md/dl:空腹感、だるい、冷や汗、顔が白い、動機、頭痛、フラフラする
  • 50mg/dl:眠気、脱力、集中力の低下
  • 30mg/dl:意識障害、けいれん

血糖値が30mg/dlを下回るとかなり危険な状態です。

私はまだ経験がありませんが、意識を失って救急搬送をされたという、IDDM患者も少なくないようです。

私が1つ皆様に知っていて欲しいことがあります。それは、この基準の血糖値や症状というのは、あくまで参考程度です。

人によっては血糖値が80mg/dlでも気だるさを感じます。その日の体調によって同じ血糖値でも、しんどいなと思うことがあります。

血糖値と症状は大まかには一致しますが、個人差があり、体調に大きく左右されることを知っておいてほしいです。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

IDDM患者は日々のインシュリン投与さえあれば、健常な方同様の生活ができます。

しかし、常に危険と隣り合わせです。そのため、私はこの4つのことを意識して日々を過ごしています。

IDDMを発症したばかりの方は面倒に感じるかもしれませんが、意識することで血糖値も安定すると思います。

これからIDDMという病気の認知度が広がっていけば幸いです。

 

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それではまた。

いつも誰かのお陰様☆

 

 

 

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