【☆】強みを伸ばす。「したたか力」を育てるために

ポピー

長所をひたすら伸ばす力

 

 

 

どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。

 

前回から勝間和代氏の『やればできる–まわりに人と夢をかなえあう4つの力–』から学んだことをシェアしています。

 

  • 「しなやか力」
  • 「したたか力」
  • 「へんか力」
  • 「とんがり力」

 

今回は、やればできる自分になるために必要な4つの力の中での、2つ目「したたか力」について紹介します。

 

 

「したたか力」とは、自分の長所を伸ばすことにひたすら集中する力のことです。

 

そんな「したたか力」を育むためにはどんな方法があるのでしょうか。

 

では早速!

「しなやか力」と「したたか力」の関係

 

前回の記事で「しなやか力」について紹介しました。

「しなやか力」についての詳しいことは、前回の記事をご覧ください。

 

【前回の記事】

 

 

「しなやか力」の次は「したたか力」についてです。

「したたか力」とは

 

「しなやか力」とは、自分の強みを見つけて、強みを発揮できる環境を整え、そしてその強みを褒め合うというものでした。

 

つまり。「しなやか力」のポイントは周りとの関係です。

 

周りの人と自分。

 

この相対的な関係が「しなやか力」では大切です。

 

では「したたか力」とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

「したたか力」とは自分の軸をしっかりもつことで、相手との関係性を自らリードし、自分のすぐれた点を他人との交わりの中で活かし、伸ばし続けるための行動力を身につけることを意味します。(Via:99頁)

 

「したたか力」とは、自分の長所(強み)を主体的に伸ばしていくということです。

 

自分の強みに対して、リーダーシップをもって伸ばしていく力。

 

 

「したたか力」を育むのに最も必要なことは、「主体性」です。

「したたか力」を身につけるための3つのStep

 

それでは、具体的に「したたか力」を身につけるための方法には、どんなものがあるのでしょうか。

 

 

【「したたか力」の3つのStep】

  • Step1:いま自分がやっている「強みでない仕事を自覚」する
  • Step2:「マタイ効果」を意識して、集中分野を明確にする
  • Step3:自分の強みを活かして、強いリーダーシップを取る

 

本書では「したたか力」を身につけるために、この3つの方法が紹介されています。

 

それでは、各ステップについて、詳しくみていきましょう。

【Step1】いま自分がやっている「強みではない仕事を自覚」する

働いている人

自分の強みではないことを断る

 

「したたか力」を身につけるための第1ステップは、「強みでない仕事(物事)を自覚すること」です。

 

前回の「しなやか力」では、他人との関係の中で自分の「強み」を見つけ、伸ばしていくというものでした。

しかし、他人の評価からでしか自分の「強み」を見出せないとこんなことが起こります。

 

「君は真面目でいつも、書類に不備がなく、丁寧で感心するよ。君のいいところだね。  

 

  ⋯⋯この書類作成もよろしく!

 

 

要するに、他人からの評価(「しなやか力」)にばかり頼っていると、人から都合よく使われる危険性を含んでいるということです。

 

つまり、人から求められるがままに強みを活かし続けることは、かえって自分自身を殺してしまいかねない。(Via102-103)

 

自分の強みではないこと(もの)は、はっきりと断る勇気も必要です。

自分の強みを伸ばすことに一点集中

 

自分は何がしたいのか、どうなりたいのか、自分の強みは何なのか。

 

ある意味、才能とは、どこに特化できるか、見極める能力だと思います。

すなわち、才能は経験の関数であり、時間の関数なのです。

そして、万人が同じだけの時間しかもっていないことを考えると、余計なことをやっている暇はありません。(Via:104頁)

 

自分の強みはどこなのかを、主体的に考えることで他人の評価を気にする必要がなくなります。

人から言われるままに行動するのではなく、「自分の強みでない仕事」はほどほどに 。

 

そうすると、自分の強みを伸ばすことに集中することができる。

 

 

これが「したたか力」を身につけるための第1ステップです。

Step2:「マタイ効果」を意識して、集中分野を明確に定める

聖書

強みを「マタイ効果」で育てる

 

皆さまは「マタイ効果」をご存知でしょうか。

 

かなり噛み砕いて言うと「良いことは良いことを引きつける」ということです。

 

富めるものはますます富み、奪われるものはますます奪われる。

 

少しモジると

 

強みはますます強みに

 

「しなやか力」で見つけた自分の強みを、ますます強くしていく(マタイ効果)。

そうすることで、自分の強みをより一層、強力なものにすることができます。

 

初めから自分の強いところに集中特化すれば、ますます強くなるということです。

わずかな優位性を「しなやか力」を活かしてうまく見つけられたら、それを「マタイ効果」で育てていかなければならないのです。(Via:108頁)

 

自分の強みを見つけたら、次はその強みのレベルをどんどん上げていきましょう。

 

自分の強みを伸ばすことが「したたか力」です。

「マタイ効果」は今からでも間に合う

 

強みのレベルをあげるのって、今からじゃ遅いんじゃないの?

 

と言う疑問が生まれてきます。

結論から言うと、自分の強みを伸ばすのは、いつからでも可能です。

 

ポイントは自分の向き・不向きをしっかり見極めることです。

 

 

たとえば、私は勉強がまるっきし苦手でした。

 

しかし、国語、英語、日本史の3教科は、まだマシなレベル。

そのため高校2年生の頃、3教科に絞って(私立文系コース)、受験勉強を始めました。

 

そうです。自分の苦手な理数系の教科は捨てて、国語・英語・日本史の3教科に絞って徹底的に勉強しました。

 

その結果、入学テストで学年でブービー賞だった私が、某私立大学に合格したのです。

 

これも「マタイ効果」の恩恵だと言えるでしょう。

 

得意なところに絞って集中することで、その効果が何倍にもなります。

 

反対に、苦手なことは、上手くいかないばかりか、精神的にやられてやる気を失う事もあります。

 

間違った努力は、努力をしないよりも自分を不幸にさせますから、気をつけてください。

自分が気持ちよく、伸びられるところだけに努力をすることが大事です。(Via:114-115頁)

 

間違った努力 = 嫌なこと、苦手なこと

 

間違った努力は、自分を不幸にさせる。

私は、この言葉に納得できます。

 

 

「したたか力」を伸ばすための秘訣は、好きなこと、得意なことを気持ちよく努力する事です。

「したたかになれた人」だけが天才になれる

 

「天才は一部の人間しかなれない先天的なものだ」

 

こう思っている人は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ですが、実は誰でも天才になれるんです。

 

 

「1万時間の法則」というものがあります。

これは、どんなことでも1万時間集中して取り組めば、その道の専門家になれるというものです。

 

では1万時間とはどのぐらいなのでしょうか。

 

たとえば、1日8時間やったとすると、1250日。

 

約3年ちょっとです。

 

皆さんはこの時間をどう感じるでしょうか。

 

さすがにこれだけの時間を集中して取り組めば、その道の専門家になれると思いませんか?

 

いつでもなりたい自分になれるチャンスはあります。

 

今この瞬間も、です

 

こうしてみると、なりたい自分になれないのではなく、自分自身がななろうとしていないことに気がつきます。

 

そうはいっても、なかなか1万時間なんて無理だと感じるかもしれません。

1万時間が無理だと感じたら、まず1000時間を目標にしましょう。

1000時間集中すれば、その分野の基礎的なことは網羅できます。

 

1日4時間で250日ですから、1年もかかりません。

 

これだと少し現実的だと思います。

 

 

強みを伸ばすには1万時間集中する

Step3:自分の強みを活かして、強いリーダーシップを取る

自分の不得意なところは、周りに助けてもらう

 

「したたか力」を身につけるための最後のステップは「自分の強みを活かして強いリーダーシップを取る」ことです。

 

「したたか力」は、自分で自分の強みを主体的に伸ばしていくことでした。

 

自分が率先してリーダーになったり、まわりの人に自分の強みを活かしたアドバイスを積極的にすることが、リーダーシップにつながります。(Via:120頁)

 

「したたか力」のリーダーシップとは、自分の強みを使って周りの人を助けることです。

これを反対に言うと、自分の弱いところは積極的に周りの人に助けてもらうということです。

 

つまり、自分の強みを伸ばせば伸ばすほど、自分の弱みを積極的に受け入れることができます。

 

 

学生時代にこんな経験をしたことはありませんか?

 

英語が苦手だから、テスト前に英語が得意な友達に教えてもらう。

数学が苦手だから、数学が得意な友達にノートを貸してもらう。代わりに、自分は社会が得意なので教えてあげる。

 

 

もっと言うと、職業というものがまさにそうです。代表的な職業として、医者、弁護士、プログラマーなどは、高度な専門的な知識が必要な職業です。

 

更に、お医者さんでも、私がかかっているような糖尿病専門医など、専門によって細分化されています。

 

 

これは、それぞれが自分の強みが活かせる分野で、リーダーシップを取っているということです。

フォロワーシップで夢をかなえあう

 

ですから、自分の分野外のことができない(知らない)ことは当たり前です。

 

これは上司と部下、親と子、教師と児童・生徒でも同じことが言えます。

 

不得意なことは言いにくいのですが、あえて言ってしまい、「自分としてはこういうことが苦手なので、逆にフォローしてほしい」と部下に頼んでみるのです。(Via:122頁)

 

自分が相手の上に立つのではなく、同じ目線で助けたり助けられたりの、持ちつ持たれつな関係を保つことが大事です。

 

 

完璧な人間などいません。

皆、得意不得意はあるものですから、自分の不得意な部分を恥じることはありません。

 

 

積極的に弱い自分をさらけ出しましょう。

おわりに

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今回は勝間和代氏の『やればできる–まわりに人と夢をかなえあう4つの力–』から「したたか力」についてシェアしました。

 

 

「しなやか力」で自分の強みを見つけた後は「したたか力」を身につけていきましょう。

 

 

自分の強みを伸ばすことに集中し、自分の強みを使って周りを助ける。

そして自分自身の弱点は、周りに助けてもらう。

 

失敗してもくじけず、逆に笑って楽しみながら繰り返し目標に向かって努力し続ける。

 

 

これが、やればできる自分になるための2つ目の力、「したたか力」です。

 

次回は「やればできる」自分になるための力。3つ目の「へんか力」を紹介する予定です。

 

 

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それではまた。

 

いつも誰かのお陰様☆

 

 

 

 

 

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