僕は小・中・高とサッカー部でした。そのため図書館や本屋さんに行くと、不思議とサッカー選手が書いた本が目に入ります。
今回は図書館でたまたま見つけた、澤穂希選手の『負けない自分になるための32のリーダーの習慣』を読んで、考えたことをシェアしたいと思います。
自分で自分の限界を決めない
もともと攻撃的なプレースタイルを得意だった澤選手が、守備的なポジションへとが転身し、見える世界が広がったそうです。
自分で自分の可能性を伸ばすためには2つのパターンがあると思います。
- 自分で新しいことに挑戦
- 他者からのススメ
自分で新しいことに挑戦することで、新たな出会いや自身にスキルがついていきます。
しかし、僕のように「行動力もないし人とコミュニケーションを取るのも苦手」という人も多いと思います。
そんな時には、他者からのススメを騙されたと思い「1度やってみようかな」と受け入れてみることが有効です。
受け入れることで結果として新しいことに挑戦しています。初めは受動的でもいいのです。自分のペースでいけばいい。
悔しさをバネにしてより高く飛ぶ
人生、理不尽なことだらけです。僕が2年前にIDDM(1型糖尿病)を発症したことも、夢が叶い海外で仕事をする機会を与えていただいたのに、体調を崩して泣く泣く帰国したことも。
悔しくて悔しくて、やるせない気持ちです。しかし、悩んでいるだけでは仕方がありません。それぞれの人生で様々な理不尽な経験をしていることでしょう。
過去の自分を、客観的に見つめ直し、どうすれば上手くのか、なりたい自分、理想の自分に近づけるのかを考えて行くことが必要です。
そのためにも「自分とは何か」これを考えることが最重要であると考えます。
リーダーだからといって、完璧でなくてもいい
高校時代、サッカー部の主将でした。今思い返すと、60人以上の部員を統率することは、そう多くの人が経験できることではないので、感謝しています。良い経験をさせていただきました。
その時思ったことがあります。それは、主将だから「常に完璧でいなければならない」ということです。そのプレッシャーが自分自身を苦しめました。
気づけば一人で、トレーニングルームで涙を流す日々。僕は自分一人で殻にとじこって、マイナス思考になることが多々あります。
そうなった時にこの考えが役立つかもしれません。
何も完璧でなくていい。周りに教えてもらえばいいし、自分の弱い部分を周りの人に赤裸々に話せばいいんだってことです。
これは、リーダーというより、「格好をつけたい、自分をいいように見せたい」といった見栄に対するプレッシャーを紐解くヒントかもしれません。
格好をつけず、ありのままの自分を出す、だからこそ普段からいつ誰に見られてもいいような、人間力を磨いていく必要があると思います。
何にでも「ありがとう」という感謝の気持ちを持つ
心からの感謝の気持ちを持つことは大切です。しかし、上辺だけの「ありがとう」は不必要です。心から「ありがとう」と一言伝えることに意味がある。
近頃、僕は人に対してだけではなく、ものに対しても感謝するようになりました。日本では食事を行う際に「いただきます」食べ終われば「ごちそうさまでした」と言う文化があります。
恥ずかしながらここ最近までは、「形式」「習慣」として口だけで言っていました。そこに気持ちはなかった。
しかし、自分が生きていられるのは他の生き物を食べているからです。(生きていくためには必要なことなのですが)
今こうして記事を打てているのも、パソコンを作ってくださっている方々がいるからです。本当に全てのものに感謝です。
陰があるから太陽が輝いているのです。いつの誰かのお陰様なのです。
アイデアをメモする、自分だけのネタ帳を用意する
僕は自分が何かアイディアが浮かんだ時、「Fast ever」というアプリを使って、アイディアを溜め込んでいます。メモ帳などに書き込んでいる方もおられるでしょう。
考えたこと、後でしようと思ったことはすぐ忘れます。そんな経験ありませんか?何かしようと立ち上がると、「あれ、なんで立ったんやっけ?」って思うことが多いです。
そんな時ほんの一手間をかけて、その瞬間を「記録」を残すことで未来の自分に、今の自分メッセージを届けることができるのです。
なんと素晴らしい。僕はこれを神秘的ですら感じます。
せっかく自分が思ったかけがいのない思考・感情を残しておくことは、未来の自分への成長のヒントになると思います。
ほんの一手間!するかしないかはあなた次第!
前例のあるなしで、物事を決めない
そんなことできるのか、無理だ。と決めつけることは簡単です。新しいことをするとき、周囲からの批判もあるでしょう。
しかし、その批判に負けず自分を信じて、まずはやってみることが大切です。
はじめからできる人などいないのです。自分を見つめ直し、良い点は伸ばし、悪い点は改善していく、それを繰り返すことが成長への一歩だと考えています。
おわりに
澤選手の習慣から、「自分とは何か」を考えると、ための自分が成長するヒントをもらえたような気がします。
読み終わって思ったことは、常に前向きなことを書かれていますが、その裏側に多くの苦労があることを感じました。
悩むこと、悲しむことで自分が成長する。人が成長する瞬間は常に一人です。
忘れてはならないことが、成長する瞬間は一人ですが、その前後には周囲の支えがあってのことです。
常に周りに感謝の日々。
いつも誰かのお陰様
ヽ(*・ω・)ノではまた
<参考・引用文献>澤穂希(2011)『負けない自分になるための32のリーダーの習慣』幻冬社 202頁