【☆】「許せない」の心理を知っておくと人生がラクになるよって話

どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。

 

 

今回は、心屋仁之助氏の『- 仕事・人間関係 – どうしても許せない人がいるときに読む本』から学んだことをシェアしていきたいと思います。

 

日常の生活の中で、他人の言動や行動を「許せない」ことってありませんか?

 

本記事では、「許せない」を思う心の構造を中心に紹介しています。

 

では、早速!

なぜ「許せない」のだろう

 

日常で私たちは、他人のことを「許せない」と思うことが多々あります。

 

でも、「なぜ自分は許せないのだろう」と考えたことがある人は、少ないのではないでしょうか?

 

「許せない」という気持ちは大きくこの2つに分けられるようです。

 

  • 大切なものを奪われた

  • 欲しかったものを、もらえなかった

 

大切なもの、欲しかったものは、自分が大切にしていることだったり、心や体の安全だったり、相手からの愛情だったり、尊敬(立場)だったりです。

 

こうしたものが、相手からもらえずに奪われたまま。

しかも、相手はそのことを謝ってくれない。

 

下手をすれば、自分が「許せない」と思っていることに気づいてくれてさえいない可能性もあります。

 

私たちは日々の生活の中で、このようなときに「許せない」と感じてしまうことが多いようです。

「許せない」の正体

 

「許せない」と感じている人は

「謝ってほしい」

と思っています。

 

そして、相手が謝らないのなら、「倍返し!」

自分がされたことよりももっとひどいことで、「やり返してやろう」と思ってしまいます。

 

この気持ちを解消するために、相手に「自分が悪かった」と認めて、謝ってもらいたい。

それをしてくれない相手なら、自分がされたのと同じぐらいひどい目に遭わせてやりたい。

そんな気持ちがモヤモヤしている状態が、「許せない」の正体だと、僕は考えています。(Via:16頁)

 

どうやら「許せない」の正体はここにあるようです。

 

そして、特に「許せない」の気持ちが強くなるのは

 

  • 人間としての「尊厳」が傷つけられたとき

  • 欲しいと思った「愛情」がもらえなかったとき

 

たとえば、他人から暴言を浴びせられてひどく傷ついたり、親や友達、パートナーにむげに扱われたり⋯。

 

このような「自分は大切な人として扱ってもらえなかった」という気持ちから生まれた「許せない」という気持ちは、かなり長引くようです。

「許す」ってどういうこと?

 

ここまで「許せない」とは、どんな気持ちなのかについて書いてきました。

 

一方で、「許す」とはどういうことなのでしょうか?

 

心屋氏によると

それは、簡単にいえば、むちゃくちゃ傷ついた状態のまま、謝ってもらえず、仕返しもできずに、手を引くということです。

奪われたまま、もらえないままでも、「それでよし」としてしまうことです。(Via:17頁)

 

「傷ついたまま、謝ってももらえず、仕返しもできず手を引く」ってなんだか損した気持ちになりますよね。

 

  • こっちはこんなに悲しい思いをしているのに⋯相手はヘラヘラと笑っている

  • こっちはイライラして、何をやっても楽しくないのに⋯相手はニコニコと愉快に時間を過ごしている

  • こっちは悔しくて夜も眠れない。お肌もボロボロなのに⋯相手はグッスリと寝ていてお肌もピカピカ

 

この「損したくない!」という気持ちが、私たちが「許せない」と思う最大の理由です。

 

「損したくない」という気持ちが「許す心」を邪魔している。

許さないと何が起こるか

 

「許す」とは、自分が大損すること。

 

こう聞くと、誰しもがやっぱり「損したくないなぁ」と思うものです。

 

でも、あえて損をして相手を「許す」ほうが、実は得なんです。

 

 

「なんで得なの?」

「絶対損じゃん!」

 

こんな言葉が聞こえてきそうですが、もしあなたが「許せない」気持ちをずっともっていると、どんなことが起こるのか、考えてみましょう。

 

たとえば、夫から何度かウソをつかれたことがあって、それをずっと許せずに引きずっている女性がいたとしましょう。

ウソをつかれても、夫のことが大好きなので離れるということはしません。

その場合、夫を許せない彼女がとる行動は「見張る」です。

 

「この人はまたウソをつくんじゃないか⋯」

 

とずっとじーっと見張ります。

 

相手の言葉1つに1つに対して「それって本当?」と疑います。

エスカレートすれば、携帯電話を見たり、手帳を覗いたり、財布を漁ったり、あとをつけたり⋯。

 

この女性は夫に、ウソをつかれたことを許していませんから、

「この人はまた私ウソをつくに違いない」

という思いを持ったまま毎日を過ごしています。

 

夫が休日に「友達と飲みに行ってくる」と言えば、「きっと浮気してるんだわ」などと妄想⋯。

 

「許せない」とありもしない自分の勝手な妄想で、自分で傷ついてしまうことになります。

 

相手を許せないことで、結果的に自分が損していますよね。

 

 

他にも上司に、叱責されて上司に対して「許せない」思いを捨てきれない部下は、上司が何を言っても

「どうせ、俺のことなんて無能だと思っているんだろう」

などと、ありもしない妄想を膨らませて、褒められたことを素直に受け取ることができません。

 

これって1番損をしているのは、自分だと思いませんか?

許して損をするか、許さないで大損するか

 

結論から言いますと、「許せない」ほうが圧倒的に損です。

相手を許したほうが心も楽になりますし、人間関係も良くなります。

 

「許せない」という気落ちを強く持っているときは、心も体もギューッと閉じてガチガチになっている状態だからです。

「大切なものをまた奪われるのでではないか」

「ほしいものを、またもらえないのではないか」

あなたの心の中はそんな恐怖でつねにビクビクしています。(Via:26頁)

 

こんな状態で、物事を冷静に判断することはできませんよね。

 

そして、2度とそんな目に遭わないように、周囲に目を光らせています。

警戒のアンテナを四方八方に張りめぐらして、監視しているのです。(Via:26頁)

 

24時間、これだけアンテナを張りめぐらせていれば、ちょっとしたことでも「許せない」と敏感に反応してしまいます。

 

それどころか、「許せない」と思っている相手以外からの言葉も

「もしかして、この人も自分のことをバカにしているのではないか」

と、何を聞いても、何を見ても、「許せない」という気持ちが込み上げてきます。

 

これは、「オバケは怖い」と思っていると、あれもこれも「オバケ」に見えるのと似ています。

でも、「オバケ」に間違えられたほうは、えらい迷惑な話です。

だって、相手には、その人を傷つける意図はまったくないのかもしれないのですから。(Via:27頁)

 

「損をしたくない!」と「許せない」ままでいると、結果として大損してしまいます。

 

反対に、少し損をしても、相手を許してしまえばそれ以上の苦しみから解放されるのです。

おわりに

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今回は、心屋仁之助氏の『- 仕事・人間関係 – どうしても許せない人がいるときに読む本』から学んだことをシェアしました。

 

「許せない」という気持ちは、自分が損をしたくないから。

でも、許さないともっと損をする。

それなら相手を許してあげたほうが良い。

 

って感じですかね。

 

 

「許せない」気持ちをもったままだと、せっかくの自分の人生が、相手に支配されている状況です。

なので、そんな気持ちはパッと手放してあげて、自分の人生を楽しく過ごすほうが良さそうです。

 

 

次回は「どうすれば許せるのか?」の方法について、記事をシェアしたいと思います。

 

 

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それではまた、次回の記事でお会いしましょう。

 

いつも誰かのお陰様☆

 

 

 


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masa☆(くるぷぴぃ)

Since 2015.7 1型糖尿病(IDDM)患者