どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。
今回は、精神科医 西多昌規先生の『精神科医が教える「集中力」のレッスン』から学んだことをシェアしていきたいと思います。
では、早速!
皆さんは、何か物事に取り組んでいるとき、しばらく取り組んでいると
「なんだか調子が上がってきたな」
「気分が乗ってきたな」
という経験はありませんか?
これは、脳内のドーパミンが活発になって集中力を発揮・持続している「作業興奮」の状態に入っているからです。
反対に
「なんだか飽きてきたなぁ⋯」
「あ〜、疲れたなぁ」
と集中力が途切れてしまった経験もあると思います。
「飽き」は、自分が飽き性なのではなく、単なる脳の疲れです。
スーパーコンピューターのように、フルパワーで働いている脳の部分は、やはりどこかで休息が必要になってきます。
理想的な休息のタイミングは、「作業興奮」が収まりつつあるとき。
つまり、「疲れ」を感じて「飽き」始めてきたときです。
「あ〜疲れてきたなぁ」
「この作業にも飽きてきたなぁ」
こんな風に思いながらも、無理をして作業を続けていると「作業興奮」の後の「作業興奮後疲労」に陥ってしまいます。
これはスゴクヨクナイコト
「作業興奮後疲労」の具体的な影響はこんな感じです。
要するに、パフォーマンスがかなり落ちてしまうということですな。
これは、かなり気をつけないとイケマセン。
こういった場合には、「休息」がいちばんいい行動です。
使いすぎていた脳の部分の活動を休ませることが、次へのエネルギーにつながります。(Via:175頁)
集中力が途切れてきたときに、
「自分は飽き性だ」
「すぐ他のことに気を取られてしまう」
と、自分を責めるのではなく、「飽き」は単に脳が休息を求めているだけだと客観的に捉えて、しっかりと脳を休ませる方が良さそうです。
たとえば、フレッシュなフルーツジュースを飲んで幸せな気分を味わったり、作業から手を離して、深い腹式呼吸をしてみる。
軽く歩いてみたり、お昼時なら仮眠をするのも悪くないでしょう。
「飽きてきたな」「疲れてきたな」と思ったときは、すぐに休息を取ることが、実はいちばん効率的なのです。
ですが、そうはいっても、どうしても休んでいられない時もありますよね。
「納期が迫っていて、休んでいる暇なんかない!」
「明日が試験で、追い込みの真っ最中!」
脳が疲れて、飽きてきているのに、休息の時間を取れない⋯。
どうしよう。
実は、こんな状況を乗り越える便利な裏ワザがあります。
(※集中とは、脳の活動が活発な部分と低下している部分のメリハリがはっきりしている状態を言います。)
活動が低下していた部分が働くような作業ならば、疲労や飽きがあったとしても、脳を少しごまかして作業を続けることが可能なのです。(Via:176頁)
言葉で説明すると少し複雑でわかりにくいですね。
具体的には、受験勉強なら
「数学の勉強が飽きてきたな」
と思えば国語を勉強するといったように、科目を変えることで脳をごまかして「飽き」を少しはマシにさせるでしょう。
仕事では、パワーポイントの資料作りで、最後のスライドから作ってみるといった変化をつけることで、「疲れ」と「飽き」から脳を救ってくれます。
これなら、なんとなく「疲れ」や「飽き」を感じている脳を騙せそうですよね。
ですが、よっぽど切羽詰まった状況でない限り、やはり休息を取ることが1番の方策のようです。
ただ、原則は「休憩」「休息」が優先されるべきです。
いくら脳の部位をあれこれ交互に使ったとしても、仕事を続けているという心理的なストレスは途切れているわけではありません。
「休む」と判断を下すのも、集中というものをトータルで考える上では、重要な決断ではないでしょうか。(Via:176頁)
「休む勇気」も大切です。
最初に書いたように、疲れているにもかかわらず、ダラダラ続けることにメリットはありません。
メリットどころか、注意力が散漫になって作業(勉強)の質が落ちるといったデメリットの方が多いです。
「休もうかな、でもどうしよう ⋯ 」
とグズグズしているよりも、早めのタイミングで休憩をサクッととれば、それだけ脳の回復も早くなります。
「休む」ことも、仕事や勉強の一部。
「休む勇気」を大切に。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回は、精神科医 西多昌規先生の『精神科医が教える「集中力」のレッスン』から学んだことをシェアしました。
いかがでしたか?
「疲れた」「飽きてきた」と感じるのは、脳が休憩させてくれと訴えているサインです。
「休む勇気」を大切に。
脳のために、しっかりと休息をとってあげてくださいね。
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それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
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