どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。
台風が日本列島を通過したということで、何はともあれ一安心です。
しかし、台風の影響で地盤が緩んだりしているところも、数カ所あるようです。
まだまだ気が抜けない日が続くと思いますが、お互い気をつけていきましょうね。
さて、今回はコピーライター、佐々木圭一氏の『伝え方が9割』から学んだことをシェアしていきたいと思います。
私も皆さんも、心に残っている感動する言葉や、体が震えるほど衝撃を受けた言葉があると思います。
私は正直に言うと、そのような言葉は一部の天才の人しか作り出すことができないと思っていました。
しかし、この本には感動する言葉や衝撃を与える言葉の作り方、レシピが書かれています。
現代を生きる私たちは、SNS等を通じて自分の考えをコトバとして表現する機会が、格段に増えてきていると思います。
そんな時に、自分のコトバに少しの工夫を加えるだけで、言葉の印象をガラッと変えることができれば、楽しそうではないですか?
その5つのレシピについて見ていきましょう。
では、早速!
著者の佐々木氏は、相手に感動や衝撃を与える言葉を「強いコトバ」と呼んでいます。
その「強いコトバ」を作るためのレシピとして
の5つの方法が挙げられています。
それでは各方法について紹介していきます。
サプライズ法とは、自分が伝えたい言葉に驚きワードを作る方法です。
人はサプライズに弱いです。
たとえば、新しい車の発表会などでは、車が布で隠されています。
実はこれも「サプライズ法」を使っています。
全く車に興味がない人でも、偶然通りかかった時に布が取られるところだと「なんだろう?」とついつい見てしまうと思います。
まさに、それです。
この方法を、自分が伝えたい言葉に仕込みます。
【サプライズ法のレシピ】
① 伝えたい言葉を決める
② 適したサプライズワードを入れる(Via:125頁)
では早速、サプライズ法を使って言葉を作ってみましょう。
伝えたい言葉は、「今日はいい天気」
そして、サプライズワードには、次のようなものがあります。
「(語尾に)!」「びっくり、〜」「そうだ、〜」「ほら、〜」「実は、〜」「凄い、〜」「信じられない、〜」「あ、〜」(Via:125頁)
今日はいい天気
よりも
びっくり、今日はいい天気
とした方が「おっ?」と目がいき、言葉の印象が強くなりましたよね。
この技術は、プロの方も多く使われているそうです。
そうだ、京都へ行こう
あ、小林製薬
シンプルなことなのですが、ほんの一工夫で言葉の印象がガラッと変わりますね。
これが「サプライズ法」です。
次にギャップ法です。
ギャップ法とは、その名の通りスタート地点を下げて、言いたい意味にギャップをつくってあげる方法です。
有名な言葉にも、このギャップ法が使われています。
「No.1にならなくてもいい、もともと特別なonly one」『世界に一つだけの花』
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」『踊る大捜査線』青島俊作
ここで伝えたい言葉は「Only one」や「現場で起きている」です。
しかし、その言葉を強めるために、反対の意味を持つ「No.1」や「会議室」という言葉を前に持ってきています。
【ギャップ法のレシピ】
① 最も伝えたいコトバを決める
② 伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる
③ 前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める。(Via:138頁)
「私は味方です。」をギャップ法で強いコトバに変えてみましょう。
まず、伝えたい言葉の正反対のワードを考えます。
この場合だと「味方」の正反対のワードは「敵」です。
○○○○敵○○○○、私は味方です。
あとは前半と後半の文章がつながるように、コトバを埋めるだけです。
世界中があなたの敵になっても、私は味方です。
簡単に作れる上に、グッとくる強いコトバに変わりました。
ギャップをつくれば、感動をつくることができる。
これがギャップ法です。
「赤裸々法」はあなたのコトバに、体温を感じさせ、ときに詩人のようなニュアンスをつくりだすことができる方法です。(Via:151頁)
赤裸々法では、普段は意識していない、自分の感覚と向き合います。
人間として当たり前だから今までコトバにしなかったものを、あえてコトバにする方法です。
たとえば、「あなたが好き」よりも、
くちびるがふるえている。あなたが好き。
こう聞くと、心の中からの赤裸々なコトバに人間味を感じませんか?
人に「好き」と言う時に、自分のカラダがどう反応するのかを想像します。
いつもはコトバにしていない赤裸々な感覚をコトバにするだけで、コトバはイキイキするのです。(Via:153頁)
【赤裸々法のレシピ】
① 最も伝えたいコトバを決める。
② 自分の体の反応を赤裸々にコトバにする。
③ 赤裸々ワードを、伝えたいコトバの前に入れる。(Via:154頁)
自分の体の反応を赤裸々に、コトバにすることによって、人間味を感じる強いコトバをつくることができます。
たとえば、「思い出しても顔が真っ赤になるぐらい、素敵な夜でした」という表現はいかがでしょうか。
赤裸々ワードを入れれば、生命力あふれるコトバに変わる。
これが赤裸々法です。
次はリピート法です。
何かを暗記する時ってどうしますか?
私の場合は何度も紙に書いたり、繰り返し声に出したりして覚えます。
実は、これは自分にだけではなく相手にも有効です。
リピートして何度も聞かせることで、聞き手の記憶にコトバを刷り込むことができます。
これらの童謡を覚えている方が多いのではないでしょうか。
歌詞をはっきりと覚えていることは、決して偶然ではありません。
作詞家によって意図的に、私たちの記憶に残りやすい歌詞(リピート箇所)が、つくられているのです。
【リピート法のレシピ】
① 伝えたいコトバを決める。
② 繰り返す(Via:168頁)
リピート法のレシピは、シンプルです。
たとえば、「今日は暑い」をリピート法で強いコトバに変えてみましょう。
今日は暑い、暑い。
単に「今日は暑い」と言うよりも、「暑い、暑い」と繰り返すことによって、暑さが伝わってくるコトバに変わりました。
リピートすると記憶に残し、感情をのせることができる。
これがリピート法です。
最後は、クライマックス法です。
クライマックス法とは、とぎれかけた相手の集中力を戻し、自分の話にもう一度食いつかせることができる方法です。
伝えたいコトバの前に「これだけは覚えて欲しいのですが」や「ここだけの話なのですが」などのコトバをつけることによって、強いコトバをつくることができます。
クライマックス法は、ロケット発射の「3、2、1」と同じです。そのアナウンスがあるといやが上にも期待が高まりますよね。
カウントダウンを聞いてその方向を向かないでいられる人は、非常に少ないはずです。(Via:173頁)
クライマックス法では、聞き手へ事前にカウントダウンを知らせることによって、自分が伝えたいことが的確に、集中力を持って聞いてもらえるようになります。
【クライマックス法のレシピ】
① いきなり「伝えたい話」をしない
② クライマックスワードから始める(Via:174頁)
クライマックスワードには、以下のようなものが紹介されています。
クライマックスつくることによって、切れかけた相手の集中スイッチを入れられる。
これがクライマックス法です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回はコピーライター、佐々木圭一氏の『伝え方が9割』から学んだことをシェアしました。
強いコトバをつくる5つの方法として、
を紹介しました。
友人や家族、恋人と会話するときにも、自分の言葉を強いコトバに変えて伝えてみてはいかがでしょうか。
自分の気持ちが相手に伝わりやすくなり、より良い関係が結べるかもしれません。
私もまだまだ知らないことばかりだと、日々痛感しています。
いつも言っていますが、学びが多くて本は本当にいいですね。
あ、ダジャレではないですよ。
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