どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。
さて今回皆さんにシェアする内容は、「脳」について。
自分の体のことなのに脳について詳しく知らない ⋯。
医師、医学博士の加藤俊徳氏が提唱する「脳番地」という視点から脳を見ると、新たな発見があります。
脳の構造を理解して、脳を成長させていくことで、前向きに、ポジティブにいきていけると思います。
では、早速!!
そもそも脳はどのように成長するのでしょうか。そして、脳はいつまで成長するのでしょうか。
脳細胞が一番多いのは、生まれたばかりの時だそうです。つまり、人間で1番脳細胞が多いのは、赤ちゃん。
初めて知りました ⋯。
その後、脳細胞の数は年齢を重ねるにつれて減少していきます。
え、じゃあ年をとるにつれて私の脳は衰えて行っている? やっぱり年には勝てないの?
大丈夫。そうではないみたいです。
脳細胞の減少に反比例するかのように、脳内ではアミノ酸などの物質が増えていきます。アミノ酸は「生命の源」と言われるように、体を形づくる上では欠かすことのできない栄養成分です。(VIa:15頁)
脳細胞の数が少なくなっても、アミノ酸等の栄養物質が増えることによって、脳の成長は一生、死ぬまで止まりません。
よかった ⋯
とりあえず一安心。
脳は成長し続けます。
そして加藤氏によれば、脳には成長しやすい時期があるようです。
脳が最も成長するのは
20代から40代にかけて
この時期に脳は、非常に個性的になっていくそう。
脳には本来、「成長したい」というエネルギーが満ちあふれています。その勢いが最も強くなるのが、20代から40代にかけて。この時期に正しく鍛えれば、脳はどんどん強くしなやかになっていくのです。(Via:15頁)
そうか。この時期に脳は成長しやすいのか。でもなぜこの時期に脳が成長しやすいのでしょうか。
その理由はこうです。
20代前半までは、多くの人が学校生活などの決められたカリキュラムをこなすことに、重点が置かれています。
そのため、脳の基本的な部分のみが集中的に使われています。
しかし、学校を卒業すると社会に直接アクセスする機会が増えます。そのため、今まで使われなかった脳を働かせる機会が増えるのです。
つまり、脳が本格的に動き始めるのは社会人になってから。
言われた通りの行動をするのではなく、自らの頭で考え、判断や選択を行なうことが多くなってくるという訳です。
この時期の脳はピカピカの1年生。
その「ピカピカの脳を鍛えていくもいかぬも己次第」ということになります。
しかし、その時期に「今さら鍛えたって遅いし」とネガティブになったり、「自分の力はどうせこんなもんだ」と決めつけてしまったりするようでは、脳が順調に成長できるはずがありません。(Via:16頁)
「どうせ自分は ⋯」とか「学校の成績悪かったし」と思う必要はありません。
この時期からは、「脳はピカピカの1年生」なのですから。
ネガティブにならず、今この瞬間から、鍛えようと思った瞬間から ⋯。
脳が最も成長しやすいのは20代から40代にかけて。
しかし、脳を鍛えようとするのに、遅いも早いもなく今この瞬間から鍛えればオッケー。
さて、ここまで脳が死ぬまで成長し続けることや、脳が成長しやすい時期について紹介しました。
ここでは、加藤氏が提唱する「脳番地」という考え方について紹介していきます。
「脳番地」とは?
まず脳の構造についてです。
脳には1000億個を超える神経細胞が存在しています。このうち、似たような動きをする細胞同士が集まって、脳細胞集団を作っています。
絵にするとこんな感じ。
(25頁のイラストを参考に筆者作成)
この脳細胞の集団を加藤氏は「脳番地」と名付けました。
わかりやすく言えば、場所によって働きが異なる脳を1枚の「地図」に見立て、その働きごとに「住所(番地)」を割り振ったというわけです。(Via:25頁)
こうしてできた脳の「地図」に実際の番号を割り当てます。
(27頁のイラストを参考に筆者作成)
こうして脳全体を左脳60、右脳60、合計120の脳番地に分けました。
20と30番地は「記憶」に関わる脳、44と45番地は「コミュニケーション」に関わる脳、39と40番地は「理解」に関わる脳というように、各番地がどの機能に対応しているか、簡単に理解できます。
なるほど。それぞれの機能ごとに脳に番地をつけてわかりやすくするのか。
それはわかったけど、脳の各番地には細かく分けるとどんな機能があるんだろう。
先ほど脳番地は、全部で120に分けられると紹介しました。全部で120の脳番地は、機能別に分けると8種類に分類されます。
加藤氏の著書では、各番地の機能や特性などが詳しく書かれています。ご興味がある方は是非、読んでみてくださいね。
今回は各脳番地について、簡単にまとめました。
こうしてみると脳には、様々な役割があることに気づかされました。
この8系統の中で、他の脳番地に大きな影響を与えるのが思考系脳番地と感情系脳番地です。
特に感情系脳番地は、脳の「前頭葉」に位置し、かつ「海馬」を含めた記憶系脳番地のすぐ前にあることから、その人の人柄を決定づける重要な役割を担っています。
前頭葉は目的や意思に基づいて指示を出す部分なので、感情系脳番地をうまく使いこなせれば、深く考えたり、自分にとって必要ないと判断した情報をシャットアウトすることができます。(Via:30頁)
このように、各脳番地をトレーニングし鍛えることによって、自分の脳をうまくコントロールできるようになります。
そして、何よりも大切なのは1つの脳番地だけを鍛えるのではなく、全体の脳番地をバランスよく鍛えるということです。
では、どのように鍛えていけばよいのでしょうか。
脳番地は8系統に分けられ、それぞれに機能があると紹介しました。
各機能については加藤俊徳氏の『-頭がみるみるシャープになる-脳の教科書』に詳しく書かれています。
各脳番地の特徴や各脳番地を鍛えるための具体的なトレーニング方法(7〜10種類と多いためここでは書ききれません)が紹介されています。
ここでは、脳を効率よく鍛えるための、3つのポイントを紹介します。
まず1つ目は、日常の習慣を見直すということです。
人の習慣は「意識的に身につけたもの」と「無意識的に身についたもの」があります。
意識的に身につけた習慣は、比較的コントロールが効きます。しかし、無意識的に身についた習慣はコントロールが効かないことが多々あります。
つまり、比較的コントロールが効きにくい、無意識的な習慣を積極的に見直していくことが、自分の脳をコントロールするための解決法の一つです。
日常の習慣をほんの少し変えることは、脳番地に「揺さぶり」をかけることです。
今まで偏った脳の使い方をしていたとしても、習慣を変えて、自ら積極的に新しい経験を作り出すことで、眠っていた脳番地に刺激を与えます。
その結果、各脳番地同士が反応し合って新たな反応をするのです。
思い切って習慣や行動、考え方を変えてみることで、脳番地は新たな刺激を受ける。
2つ目は「脳」の癖を知ると言うことです。
脳には、「万人に共通する癖」と「それぞれの人が持っている癖」の2種類の癖があるそう。
「万人に共通する癖」には4種類の特徴があります。
では「固有の癖」とはどのようなものでしょうか。
簡単に言えば、その人がよくする「思考パターン」。
「脳の癖」は、いわば一種の「高速道路」です。
いつも「通行」している思考の「高速道路」に乗れば、たやすく物事をこなせます。
しかし、道がない(癖ができていない)ことをするには道路工事から始めなければならないため、時間がかかってしまいます。
だから、その手間に嫌気がさして、癖づけができていないことは途中でやめてしまうのです。(Via:44頁)
つまり、自分の脳の癖を知ることで、「あ、いつも自分はこういうときに、行動するな」と自己認識できるようになります。
自己認識を持つことにより、脳の癖に対して「いつも、そう考えるね。今日はこう考えてみない?」と話しかけることが可能になるでしょう。
勉強でも仕事でも、やりたいと感じて能動的に行動することと、やらされてると感じて受動的に行動するのでは「心」の捉え方が異なると思います。
それと同じように、脳も「したい思考」と「させられ思考」という感覚に陥ります。
脳の鍛えるという行為は、意識的に行われるものです。そのため受動的な「やらされ思考」では、脳が成長する効果が十分に得られないのです。
勉強でも、仕事でも他人に無理強いをされて、他人の機嫌を取るために、したくもないことを嫌々したという経験がありませんか?
その行動は脳にとっての成長につながるかと言われれば、答えはノーです。成長どころかむしろ、ストレスを感じてネガティブ思考に陥ったりします。
情報に自主的にアクセスすること。
「したい思考」と「させられ思考」は習慣化されている可能性もあります。
「したい思考」を習慣化すれば、しようと考えなくとも体が勝手に動いていくので、特に意識をする必要はありません。
1番危険なのは「させられ思考」が習慣化されている状態です。
習慣化されているものを変えるのには、強い意思、つまり「したい思考」が必要です。
でも大丈夫
世の中は優しい人で溢れていますから、応援してくれる人も、助けてくれる人もたくさんいます。
そう信じて、今この瞬間から、この世の中を見てみませんか?
「したい思考」で前向きに、ポジティブになれば世界は変わって見えるかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回は、加藤氏の「脳番地」という考え方を紹介しました。
自分のペースで前向きに。
人の顔色なんて伺う必要はないですよ。
あなたはあなたらしく。
私は私らしく。
今日もこうして生きていることが素敵なことです。
【引用・参考文献】
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