【当事者目線】糖尿病とシックデイ。本当に危険です。適切な対応を。【1型糖尿病】

病気にかかった時には、注意してください!

 

 

どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。

 

今回は「シックデイ」についてシェアしていきたいと思います。

 

 

では、早速!

シックデイとは

 

糖尿病患者の方が治療中、発熱、下痢、嘔吐をきたしたり、食欲不振のため食事ができなくなるなどの体調不良の状態をシックデイ(Sick day)と言います。

 

シックデイは、普段よりも血糖値のコントロールが難しくなるので、注意が必要です。

 

私もシックデイの日には、血糖値のコントロールが難しいと感じます。

風邪などでしんどい時に「血糖値が乱れて精神的にも気分が下がる」ということもよくありました。

 

では、なぜシックデイには血糖値が上がりやすいのでしょうか。

シックデイに血糖値が上がる理由

シックデイに血糖値が上がる理由は3つあるそうです。

その理由を引用させていただきます。

 

① 病気というストレスがあると、さまざまなホルモンが分泌されるが、これらのホルモンは血糖値を上昇させる。

② ストレスホルモンの多くは、血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きを抑制するため(インスリン抵抗性)、もともとインスリンが不足している糖尿病患者さんでは、血糖値がさらに上昇する。

③ 食事ができなかったり、下痢や嘔吐で脱水症状になると、血糖値が上がりやすくなり、さらに高血糖が脱水を増強するという悪循環に陥る。

 

シックデイに血糖値が上がる理由はこんな感じです。

 

私自身の経験では、1番目の理由としてあげられているストレスが高血糖を引き起こしているのではないかと思います。

 

 

ストレスを感じると高血糖になることが多いです。

風邪をひいてしまったなどの感情が、ストレスとなり、そのストレスが高血糖を招いているのではないのかなと思うことがあります。

注意すべき点

普段の血糖値コントロールが良好でも、シックデイの時は血糖値のコントロールが難しくなります。

そのため、きちんとした対処法を知っておく必要があります。

 

その対処法を知っていないと、両方の病気(糖尿病と他の病気)が重なって、病状が一気に悪化する可能性もあります。

 

注意が必要なこと2点

  • ケトアドーシス
  • 高浸透圧高血糖症候群

 

各症状について引用します。

ケトアドーシス:インスリンが極度に不足すると、高血糖(300mg/dL以上)のほか、血液中のケトン体(脂肪が分解され、エネルギーになるときに出る物質)が増えて、血液が酸性化します。その状態が続くと、意識障害をきたし、重度の場合は昏睡に陥ります。ケトアドーシスは、インスリン治療を行なっている1型糖尿病の患者さんがインスリンを中止した時に起こりやすく、大変危険です。

 

ケトアドーシスのサインとして

 

  1. 喉が乾く
  2. 多飲、多尿
  3. 悪寒
  4. 消化器症状(嘔吐、腹痛)
  5. 体重減少
  6. 全身倦怠感

 

が挙げられます。

 

高浸透圧高血糖症:著しい高血糖(600mg/dL以上)と高度な脱水により、循環不全をきたした状態のことです。インスリン治療を受けていない2型糖尿病の患者さんでも起こり、感染症や手術、薬剤投与などによって高血糖を起こした場合に発症しやすくなります。特に高齢者に多く、昏睡に陥る場合もあります。

 

一方、高浸透圧高血糖症候群は特徴的な自覚症状はありません。しかし倦怠感や頭痛、消化器症状などが挙げられるそうです。

シックデイの5つのルール

「ただの風邪だから」「すぐ治るだろう」という気持ちで、安心していてはイケマセン。

 

シックデイは、体にとっての非常事態なのでしっかりと対応していけなければなりません。

 

必ず守ってほしいシックデイのルールから引用させていただきます。

 

  • ① 温かく、安静に。
  • ② 食事や水分(1〜1.5ℓ)をできるだけ摂る。
  • ③ 症状をこまめにチェックする。(血糖自己測定は3〜4時間ごとに行う)
  • ④ 食事できなくても、自己判断でインスリン注射を中止しない。
  • ⑤ 早めに主治医と連絡を取るようにする。(発熱や消化器症状が強いとき、治療薬の対応が分からないときは、必ず受診する)

 

対応は患者さんごとに異なります。事前に主治医の先生に相談して、自分はどういう対応するべきか、確認しておきましょう。

 

最後に書かれている通り、対応は各患者さんごとによって異なります。

事前に主治医の先生とどう対応するのかを、話し合うことをオススメします。

こんな時は迷わず主治医に連絡を

 

このような場合は、我慢せず迷わず受診してください

  1. 高い熱が続くとき
  2. 高い血糖値(350mg/dL以上)が続くとき
  3. 下痢や嘔吐などの消化器症状が強いとき
  4. 全く食事が取れない、もしくは著しく少ないとき
  5. インスリン注射や飲み薬で自己判断に迷うとき

 

こんなときは、入院治療が必要です

  1. 嘔吐、下痢が止まらず、食物摂取不能
  2. 高熱が続き、尿ケトン体強陽性または
  3. 血中ケトン体高値
  4. 血糖値が350mg/dL以上

 

 

ただの風邪でわざわざ病院にかかるというのは、恥ずかしいと思うかもしれません。

しかし、糖尿病患者は他の病気に対応する力が弱いので、ただの風邪だと思っても健康な人より重症化しやすいのです。

 

自己判断でインスリン注射を勝手に中断する、または経口薬を中断することなく、主治医の先生に連絡して相談することが大切です。

 

 

大切な命に関わることなので、適切な行動を取るように気をつけたいですね。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今回は、1型糖尿病患者である私が「シックデイ」の時にどうするのかシェアしました。

 

「シックデイ」の時に、適切な行動を取らなければ命に関わることになるので、自分なりの適切な対応方法を一度考えておいても良いのかもしれません。

 

 

いざという時のために、健康な今に、対処方法を考えておきませんか。

 

 

 

 

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それではまた。

 

いつも誰かのお陰様☆

 

 

 

 

 


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masa☆(くるぷぴぃ)

Since 2015.7 1型糖尿病(IDDM)患者