【☆】「ブロークン・ウィンドウズ現象」から改めて掃除の大切さを学んだよって話

部屋の乱れは心の乱れ。

 

 

どうも。masa☆くるぷぴぃ(@masataro_2525)です。

 

 

皆さんは「ブロークン・ウィンドウズ現象」って知っていますか?

 

今回は、「ブロークン・ウィンドウズ現象」とは何か、そしてそこから学んだ「やっぱ掃除って大切だよね」ということをシェアしていきたいと思います。

 

 

では、早速!

「ブロークン・ウィンドウズ現象」とは?

 

世界各国での大都市では、壁や公共物への落書きや派手なイタズラが後を絶ちません。

落書きという行為は、もちろん許されない行為なのですが、落書きにはそれ以上に大きな問題があります。

 

大きな問題となるのは、落書きが集中している都市では、それに比例するように、強盗や放火、レイプといった、落書きとは無関係のはずの重大犯罪も増加するという現象である。(Via:60頁)

 

このように、「ただの落書き」が新たな凶悪犯罪を引き起こすのです。

 

 

そして、落書きではなくても、たとえば「窓ガラスの割られた車」を街に1台放置しておくだけで、その近隣では急激に凶悪犯罪が増えるといいます。

 

この現象をアメリカのケリング博士は「ブロークン・ウィンドウズ(割れ窓)現象」と名付けました。

 

 

「ブロークン・ウィンドウズ現象」とは、少しでも乱れた状態が「放置」されていると、その周辺でもよくない事が起こり出すという現象です。

小さな汚れが人を泥棒にする

サンフランシスコの空き家では⋯

 

40年〜50年前に、サンフランシスコで、数件の空き家にヒッピーが住みついて、周りの住人たちはそれを黙認していた時期があったそうです。

 

すると、たった数ヶ月で美しい街全体が無残にも荒れ果てる危機に直面したのだ。

つまり、たった一枚の「割れ窓」を皮切りとして、街は荒れ、無秩序状態となって犯罪は多発し、地域共同体をつくっていた住民は逃げ出し、街は崩壊の危機に陥ったのだ。(Via:61頁)

 

このようにサンフランシスコでは、いとも簡単に街全体が潰れてしまいました。

郵便受け実験

 

また、実際に調査されたものとしては、「郵便受け実験」が有名です。

 

「郵便受け実験」とはどんな実験かといいますと⋯

家の郵便受けの近くの壁に落書きがあったり、その付近にゴミが捨てられていた場合、その郵便受けから郵便物が盗まれる割合が25%にものぼった

といった実験です。

 

この実験からわかったことは、ゴミや落書きが、節度のある大人の多くを泥棒に豹変させるということ。

 

そして、興味深いことに、郵便受けの周りのゴミや落書きを綺麗にすると窃盗行為はすぐになくなったようです。

 

 

非常に面白い実験ですよね。

 

綺麗にした途端、窃盗行為がなくなったという結果も、信じられませんが事実のようです。

なぜ悪の連鎖が止められないのか

 

ではなぜ、落書きによって起こる悪の連鎖を止める事ができないのでしょうか。

 

普通、社会集団には強い自己浄化(カタルシス)作用があります。

集団心理としては、自分の住む大切な街が汚されると、一致団結してそれを撲滅しようという「善の方向」に働くのが一般的です。

 

「自分たちの地域だ!みんなで守ろう!」

 

といった感じに。

 

それに対して、「ブロークン・ウィンドウズ現象」は、「漫然とした不安感」によって説明できるのではないかと考えられる。

自分の立場に置き換えて考えてみたとき、もし家の前にとめられた車の窓が割れたままずっと放置されていると、「みんな見て見ぬふりだ」と、不安な気持ちになるだろう。(Via:62頁)

 

些細なことでも、それが放置されている様をしばらく見せられ続ければ、私たちはだんだん神経質になっていきます。

 

「誰も私のことを助けてはくれないんだ」

 

その後、自己防衛本能や恐怖に反応する交感神経がピリピリとし始め、それがピークに達したときに、人は犯罪にはしってしまうようです。

 

要するに、原因は「落書き」や「割れ窓」そのものではなく、そういった小さな乱れが、いつまでも「放置」されている状況にさらされる「不安」だということになります。

 

人は、短く強いストレスよりも、弱くとも長いストレスに対してとても過敏にできているのです。

 

乱れたまま「放置」をしていると、心の不安を感じて、犯罪行為にはしってしまう⋯

やっぱり掃除は大切

 

ここまでは「ブロークン・ウィンドウズ現象」ってなんぞやということを紹介していきました。

 

この「ブロークン・ウィンドウズ現象」からの教訓は、「掃除は大切ってことかなぁ」と思います。

 

「落書き」まではいかなくとも、日常生活で考えてみると⋯

こんなことに心当たりはありませんか?

 

  • 散らかった部屋や机の上
  • 服で溢れ返ったクローゼット
  • 靴が脱ぎっぱなしの玄関
  • レシートで膨れ上がった財布

 

このような状態(「窓が割れている状態」)は、私たちの心に強いストレスを与えて、凶悪犯罪者に豹変させるかもしれません。

 

リラックスするはずの自分の部屋が乱れていると、リラックスどころではありません。

それどころか不安を感じて、私たちの「恐怖に反応する交感神経」が、ピリピリと緊張し始めます。

 

 

乱れた状態は、とても危険。

掃除は精神衛生上、とても大切なのです。

おわりに

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今回は「ブロークン・ウィンドウズ現象」とは何かについてシェアしました。

 

いかがでしたか?

 

 

部屋の乱れは、心の乱れ。

 

 

「ブロークン・ウィンドウズ現象」を教訓に、素敵な毎日を過ごすために⋯

 

まずは部屋の掃除から☆

 

 

 

少しでも良かった、役に立った、と思ってくださった方は本記事のシェア、Twitterフォロー(@masataro_2525)よろしくお願いします。

 

それではまた、次回の記事でお会いしましょう。

 

いつも誰かのお陰様☆

 

 

  • 【引用文献】植木理恵(2010)『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学』日本実業出版社 226頁(132-135頁)

 


ランキングサイトに登録しています。皆様の1ポチッとが記事を書く力になります。

 

【LINE@ はじめました】

クリックで友達になりましょう☆

masa☆(くるぷぴぃ)

Since 2015.7 1型糖尿病(IDDM)患者